海上自衛隊の2隻の護衛艦が12日、ベトナムのカムラン湾に到着し、4日間のベトナム訪問を開始した。共同通信は11日、今回の訪問は演習目的で、「中国の影響を抑制する狙いがある」と報じた。
護衛艦「ありあけ」と「せとぎり」は先ほどフィリピンのスービック湾に寄港したばかりだ。日本の1隻の潜水艦も同行した。
日本の軍艦がこのほど南中国海で大々的に活動を展開している件について、新華社の記者は専門家のインタビューを行った。
・海外における軍事的存在感の支柱を構築――韓旭東氏(国防大学教授)
日本の海上自衛隊の軍艦は最近、南中国海における活動を大幅に拡大しているが、これには少なくとも3つの目的がある。まずは安保法を実行に移し、自衛隊の海外における軍事的存在感を高める。次に安保法の施行後直ちに軍事演習に参加すれば、国際社会の懸念を引き起こしかねないが、観閲や訪問などの形式によって国際社会に探りを入れ、反応を弱めることができる。それから各種活動により経験を蓄積し、海上自衛隊の今後の行動の地ならしをする。
現状は明らかだ。日本は南中国海の周辺諸国との直接的な軍事関係を強化し、南中国海で安保法を実行に移し、海外における軍事的存在感を支えようとしている。