かつて3年連続でトップだった東京大学は、今年は7位に順位を落とした。ランクインした39校の日本の大学のうち、トップ100入りできたのはわずか14校だった。「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」誌によると、「日本の大学にとって今年は試される年になる」という。日本の大学が順位を落としている主要な原因として同誌は、国際化に対する積極性が低いことと投資が相対的に少ないことを挙げる。
突出した成長を見せる中国の大学 ロンドン大学学院教育研究所のサイモン・マルキンソン教授は今年のランキングの変化を、「主に日本と中国大陸の大学の実力が、一方で下がり一方で上がった結果だ」と分析する。
マルキンソン教授は「日本は、大学への投資を20年間抑えてきたツケを払っているところだ。一方、中国は“985工程”を通じ“9校連盟”が作られている」と述べる。