代表団メンバーは、中国とタイの経済成長についても質問をした。これに対してワナメテ氏は、中国がアジア経済の成長に対し重要な機能を発揮していると称え、タイ経済にとっての中国の重要性を改めて強調し、中国がASEAN各国によるアジア共同体設立のプロセスで重要な推進機能を発揮していると評価。アジア共同体の設立はアジア各国の願いで、中国が打ち出した「一帯一路」構想もアジア各国のニーズに合っているとの見方を示した。
TPPをめぐる問題については、タイがTPPのメンバーではないが、TPPの研究を行う方針と説明。タイがAPECの枠組み下にあるアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)や中国とインドを含むRCEP自由貿易区をより重視していることを明らかにした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月18日