米誌『ナショナル・インタレスト』のウェブサイトに16日、「ごめん、中国:日本の海軍はなぜアジア最強か」との記事が掲載された。主な内容は以下の通り。
技術的に言えば、日本海上自衛隊は「自衛隊」である。戦力の不保持という制限が憲法にあるためだが、艦艇を比べれば、日本海上自衛隊はアジア最高の「海軍」と言える。
アジア最高の海軍には114隻の軍艦と、志願して入った4万5800人の隊員がいる。さらに、すばやく強大な駆逐艦隊、近代化された通常動力型攻撃潜水艦、戦車などの地上部隊を搭載できる強襲揚陸艦を有する。潜水艦の追跡もできるし、侵入した艦艇を駆逐することもできるし、敵の放った弾道ミサイルを撃ち落とすこともできる。これほどの実力を備えた武装部隊でありながら、「海軍」と呼ばれることはない。
日本海上自衛隊の中心をなすのは、46隻の駆逐艦と護衛艦からなる艦隊である。これは英国とフランスの艦艇の和よりも多い。日本海自の小型護衛艦隊は、敵の侵入阻止や日本領土の奪還、シーレーンの確保を任務としている。
日本の水上艦艇のうち威力が最も強大なのは、ミサイル誘導システムを配備した「こんごう型護衛艦」である。「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」の4隻がある。いずれも日本帝国海軍の戦列艦と巡洋艦にちなんだ命名だ。日本自衛隊のこの命名の習慣はかつて避けられていたが、第2次大戦の記憶が薄れる中、再び広く行われるようになっている。
恐るべき日本の軍艦としてもう一つ挙げられるのが「いずも型護衛艦」である。いずも型の満載排水量は2万7千トン、全長は800フィートを超える(248メートル)。艦首から艦尾までの全通式の飛行甲板、航空管制のための右舷側アイランド、艦載機用エレベーター、全長にわたる航空機格納庫も備えられてる。
一般的な空母の特徴を備えているように見える同艦だが、日本はこれを「ヘリコプター搭載護衛艦」であると主張している。「いずも型」は、固定翼戦闘機を搭載することはできないが、ヘリコプター14機を搭載することができる。これらのヘリコプターと作戦任務は、対潜作戦から機雷掃海、強襲ヘリコプターなどさまざまである。1番艦「いずも」は、臨機応変なプラットフォームを持ち、各種の任務を遂行できる。2番艦「かが」は現在建設が進められている。
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