日中面白異文化考 「包青天」と「大岡越前守」

日中面白異文化考 「包青天」と「大岡越前守」。

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発信時間: 2017-04-25 16:03:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

麗澤大学特任教授 三潴 正道

「日本にはずいぶん中国のお話が入ってきているのね」

「うん、僕も日本の話を見てびっくりしたことがある」

「どんな話?」

「君、中国のテレビで“包青天”というの、見たことない?」

「“包青天”?なんのこと?」

「知らなかったの!?それでは中国通にはなれないよ」

「あら、言うじゃない。どうして?」

「だって、日本のテレビでやってる大岡裁き、知らなくていいかい?」

「日本人で大岡越前守を知らなければ、無知だって言われるわ」

「同じことだよ!中国人で“包青天”のこと知らなければ、やっぱり無知さ」

「っていうことはその人もお奉行様?」

「その通り。名裁判官さ」

「でも、青天さん、なんてずいぶんしゃれた名前の裁判官ね」

「これはね、綽名。本当は“包拯”(ほうじょう)って言うんだ」

「あっ、そうなんだ」

「役職名から“包待制“ということもあるよ」

「で、なんで“青天”て呼ばれたの?」

「とても公平な裁判をしたんで、青空のようだ、ってわけさ」

「じゃあ、ずいぶん民衆に慕われたでしょうね!」

「その通りさ。封建時代は権力者の横暴が激しかったからね」

「それで大岡様と通じるところがあるのね」

「そう、その大岡裁きの中に“包青天”と同じ話があるんだ」

「本当?」

「本当さ。<縛られ地蔵>って話が合った」

「知ってるわ。葛飾区に住んでいたころ、近くに縛られ地蔵があったの覚えてる」

「あれね、包公話に全く同じのがあるんだ」

「そっちが真似したんじゃないの?」

「あのね、包公は宋の人、この話は鎌倉時代ごろにもう戯曲になってるよ」

「ウーン、時代が違うわよね---」

「二人の母親が子供を取り合って引っ張り合いする話もあった」

「あれも包公の話なの?」

「そうさ。といっても、もともとはソロモン王の裁きだったんだって」

「フー、上には上がいるわね」

「そうだね。こういうのもっと調べていったら面白いかも」

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月25日

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