中国との「共生」こそ日本の生きる道

中国との「共生」こそ日本の生きる道。

タグ:「一帯一路」構想

発信時間:2017-10-19 21:07:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

関係改善のメッセージは日本から


  私は米国に6年留学していたので、決して米国嫌いではありませんし、反米でもありません。米国人は実際にお会いしても、それぞれ良い人たちであると感じています。しかし米国に常に依存しながら外交政策を決めなければならない日本の政治状況は、あまりにも寂しいと思います。独立国の日本は何でも米国に従うのではなく、自分の意見や政策の方向を持つべきです。日米関係あるいは日米安保体制をより相対化し、日中間のバランスをより上手に取れる日本にならなければいけないと思います。


  中国が経済的に安定して発展することは日本にとっても望ましいと、日本人には特に理解してもらわなければいけないと私は思っています。安倍首相が中国脅威論のようなものを振りかざしながら、安全保障の環境を整備しようとしたことで、日中関係は政治的に必ずしも正常とは言えなくなりました。私は日本がこの誤りに気づくべきだと思います。私はAIIBの顧問をしていますが、日本がまだ参加していないのは極めて不自然なことだと思います。トランプ大統領は参加を希望しているものの、諸般の事情で叶わないようですが、日本だけが取り残されるのは非常にもったいない話です。


  日本は政治大国や軍事大国を目指すのではなく、外交努力で国力を示すことが大切ではないでしょうか。今後の中国は習近平体制のもと、「一帯一路」構想などを強力に推進させつつ発展していくでしょう。日本はむしろそこに積極的に協力していけるような体制を作るべきだと思います。アジアの平和のためにも、日中がこのような協力関係をつくるのは大変望ましいことで、中日関係をより発展させていくための努力が日本側に求められています。日中関係改善のため、日本側から歴史的問題の解決などを含めたメッセージを新たな習近平体制に提示していくべきです。習近平体制がそれを温かく、また辛抱強く見つめ、適切な方向にリードされることを期待します。


編集者=于文 撮影=呉文欽

人民中国インターネット版 2017年10月18日



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