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米軍はひそかに、西太平洋の軍事力配備を強化していた。
米軍事専門紙『ディフェンス・ニュース』の24日の記事によると、米空軍はF-35A戦闘機12機を11月より、沖縄県の嘉手納基地に6カ月配備すると発表した。米太平洋軍の公式サイトは23日、米軍F-35A戦闘機がインド太平洋地域に戦備配備されるのはこれが初と伝えた。
米太平洋軍の情報によると、今回の配備を担当するのはユタ州ヒル空軍基地の第34戦闘飛行隊に所属する兵士300人以上(パイロット、整備士、その他の人員)だ。
F-35戦闘機は空対地攻撃能力とネットワーク中心戦を特に重視する。米海兵隊の1個中隊のF-35B短距離・垂直離着陸戦闘機16機が今年1月より、米海兵隊岩国航空基地に次々と配備されている。また8月31日、9月18日、10月11日には、米軍がグアム島に配備するB-1B戦略爆撃機と共に朝鮮半島の上空に向かい、飛行訓練と実弾爆撃訓練を行った。
西太平洋における軍事力を強化しているのは米空軍だけではなく、米海軍の配備も同じく強化されている。聯合ニュースの20日の記事によると、16-20日にかけて韓国軍と海上合同演習を行った原子力空母「ロナルド・レーガン」は、引き続き朝鮮半島沖に留まる。トランプ米大統領が11月にアジア太平洋歴訪を終えてから、日本の母港に帰港する可能性がある。
原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とする第9空母打撃群が今月上旬、米カリフォルニア州サンディエゴの母港を出発し、西太平洋と中東の戦備配備に向かった。米海軍研究所が23日に発表した最新情報によると、同打撃群はすでにハワイ諸島から西の海域に入っている。
報道によると、米ホワイトハウスは16日、トランプ大統領のアジア太平洋歴訪の詳細な日程を発表した。11月3日から14日までの12日間に、トランプ大統領は日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを歴訪する。トランプ大統領のアジア太平洋歴訪中、米軍は西太平洋で直ちに使用可能な2個空母打撃群を確保することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月27日