『ザ・タイムズ・オブ・インディア』ウェブ版は10月20日、日本とスペインは、インドが先延ばしにしている潜水艦プロジェクトの入札に参加しないことを決めたと伝えた。同プロジェクトは、海外の造船所とインドのドックが約7000億ルピー(約109億ドル)で6隻の先鋭ステルス潜水艦を共同建造するというもの。
インドの「75号プロジェクト」は2007年11月から10年も延期されている。インド海軍は水中で長期間作業するため、6隻のディーゼル・電動潜水艦を調達し、対地攻撃巡航ミサイルとAIP推進システムを保有し、その後に開発した自国の武器とセンサーと合わせて使用する構想。
ロシア、ドイツ、フランスが過去にインドの潜水艦を建造したことがある。『ザ・タイムズ・オブ・インディア』は2015年、日本は武器輸出三原則を撤廃した後、そうりゅう型潜水艦を伴い、「75号プロジェクト」の競争に加わると報道。しかし、日本には外国に軍事品を販売する経験がなく、政府間の協議でインドと合意に達したいと考えている。
現在残っている潜水艦はフランスのスコルペヌ級潜水艦、スウェーデンのA26型潜水艦、ロシアのアムール型潜水艦、ドイツの214型潜水艦である。4国の造船所は激しい戦いを繰り広げるとみられる。
また『ザ・タイムズ・オブ・インディア』は以前、設備メーカーとインドのドックの組み合わせの決定は2年かかり、契約から7~8年後にようやく1番艦を建造できると伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月30日