躍進する「メイド・イン・チャイナ」 日系家電の時代は終わった?

躍進する「メイド・イン・チャイナ」 日系家電の時代は終わった?。総体的に言って、日本家電の没落は、技術や製品で負けたというよりも、仕組みや観念で負けたものと考えられる…

タグ:ソニー 東芝 日立 三洋 家電 技術 

発信時間:2017-11-29 10:31:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


世界的な協力で失われた日本の強み



 まず外部要因を考えてみよう。このモバイルインターネットの時代、日本の製造企業は、何重もの挟み撃ちに直面している。産業チェーンの上流では米国の圧力に直面している。同一ランクでは韓国企業との競争に直面している。ローエンド市場では、日本企業は中国企業との競争だけでなく、これに呑み込まれる危機に直面している。


 日本の家電はかつて、2つの大きな競争力を誇っていた。一つは技術的なリード、もう一つは程よい価格。この2つの強みはすでにほぼ消え去っている。日本家電の印象は今や、「品質は悪くないが少し高い」というものにすぎない。


 内部要因に目を向けると、デジタル化の発展に伴い、技術上の障壁がますます低くなり、半導体技術の急速な発展により、同様の機能と性能を備えた製品を製造することはますます簡単になっている。消費者は品質が高く価格の安い製品を好むが、日本企業は過去の成功体験にこだわり、品質が良い製品なら市場があるはずだと思い込み、高性能の製品を作るという方針に固執した。


 日本の製品のかつてのコストパフォーマンスの高さはこの「薄利時代」にあっては強みを失っている。日本の企業集団の生存モデルは、材料から生産設備、研究開発、製造まですべてを日本企業が行うというものだった。

 こうした閉鎖的なモデルは、クオリティーの高さや技術の高さを確保することを可能としたが、スマートデバイスの時代にあっては、日本企業のこうした強みがもたらす効果は急速に低下している。アップルなどのメーカーは逆に、アウトソーシングを通じて、製造コストの引き下げに成功し、その製品は技術レベルでも価格でも優位に立ち、消費者を引きつけることとなった。


 総括


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