日本、「改憲」に再びアクセル 安倍首相年頭会見で示唆

日本、「改憲」に再びアクセル 安倍首相年頭会見で示唆。日本の安倍晋三首相は4日に開催した年頭記者会見で、2018年の政府の内政・外交の基本施政方針を発表した。安倍首相はこの中で、国会でのできるだけ早い憲法改正の発議を目指すことなどについて再び触れた…

タグ:年頭 記者会見 憲法 

発信時間:2018-01-05 16:48:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 重要なのは、第9条の改正が日本の多くの人々に反対されているということだ。2015年5月3日、「日本国憲法」施行68周年の記念日、NHKが行った世論調査によると、69%の日本国民が「第9条は憲法で最も重要な条項」であり、改正には反対だと述べている。安倍政権もこれには手も足も出なかった。安倍首相のブレーンで「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」のメンバーである京都大学の中西寛教授は同日、『読売新聞』で、「仮に憲法改正案が国会で可決されても、国民投票では否決されるだろう」と述べている。安倍首相は仕方なく、「迂回戦略」を取り、「国民投票」という敷居を回避し、2015年には多数の国民の反対を顧みず、国会で絶対多数を占めていることを頼りに、11本の法案からなる「新安保法」の成立を強行した。これは日本が「必要時」には集団的自衛権を行使できるとするもので、「第一発」が打てるようになった。日本政府はさらに、政府の負債額が1071兆円余りに達し、日本人の一人あたりの負債額が約845万円にのぼるという状況の下、防衛予算を6年連続で増額し、準空母「いずも」や巡航ミサイルを含む攻撃型兵器を増やし続けている。軍拡競争を引き起こし、地域の力の均衡を破るこのような動きを、中国が注目せずにいられるだろうか。戦争の形態が変わった今日では、「勢力均衡」が、平和を維持する有效な手段であることを知らなければならない。


 中日両国はすでに、「互いを協力パートナーとし、互いに脅威とならない」という共通認識を再確認した。「共通認識」である限り、日本はこれを着実に履行しなければならない。攻撃型兵器の保有は現在、日本では事実上「違法」とされる。その保有が一旦「合法」となり、中国のすぐ前に大量に置かれるようになれば、中国の平和を保障するものとはさすがに言えないだろう。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日

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