日本のミサイル迎撃計画に隠された意図 射程400キロのミサイル導入の可能性も

日本のミサイル迎撃計画に隠された意図 射程400キロのミサイル導入の可能性も。日本共同通信社の11日の報道によると、米国のハワイを訪問した日本の小野寺五典防衛相は10日、地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」を視察した際、日本はこのシステムを導入し、機能を拡大して巡航ミサイルの迎撃に用いたいとの意欲を示した…

タグ:ミサイル 迎撃 巡航 

発信時間:2018-01-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 中国の専門家はこれに対し、「イージス・アショア」を用いて巡航ミサイルを迎撃するということは、日本がこのシステムに向けて計画外の「SM-6」防空ミサイルを配備することを意味すると分析している。このシステムに現在配備されている「SM-3」シリーズの弾道弾迎撃ミサイルは中距離ミサイルの迎撃に用いられ、大気圏外を飛行する弾道ミサイルしか迎撃できない。同迎撃ミサイルには赤外線シーカーが採用され、また飛行速度が速すぎるため、大気圏を飛行する際には、空力加熱が起き、目標を有効に見つけることができなくなる。このため「イージス・アショア」で巡航ミサイルを迎撃するには、低空での性能の比較的良い「SM-2」シリーズか、より進んだ迎撃ミサイル「SM-6」を配備する必要がある。


「SM-2」は技術的に比較的後れていることから、発展という観点から見れば、日本は「SM-6」を導入する可能性が高い。日本が「SM-6」を導入するという話は根拠のないものではない。米メディアはこれまで繰り返し、「SM-6」は「イージス・アショア」に適しているとの分析を報じている。この種の迎撃ミサイルの最大射程は400キロメートルに達し、F-35などのステルスプラットフォームと連携し、超水平線(OTH)で巡航ミサイルを迎撃する能力を備え、400キロメートルの最大射程の強みを十分に発揮することができる。「SM-6」はさらに、「パトリオット-3」に劣らない大気圏内での中距離弾道ミサイル迎撃能力を持つ。「イージス・アショア」はこれにより、やって来た弾道ミサイルに対して少なくとも二重の迎撃を行うことができるようになり、迎撃效果は大きく高まる。


 また「イージス・アショア」の垂直発射装置は互換性が高く、日本への導入が伝えられている巡航ミサイル「トマホーク」も「イージス・アショア」の垂直発射装置内に統合し、「イージス・アショア」を攻撃と防衛を兼ねた戦闘のための要塞とすることができる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月21日

 

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