結婚しない、子供を産まない、消費しない。このような無欲の状態は現在流行している「放置系」と表現してもよいかもしれない。この言葉は日本で現実的な懸念材料となっている。厚生労働省の最新の統計によると、日本は低欲望社会に陥っている。
厚生労働省が2017年12月22日に発表した人口動態統計によると、2017年の日本の出生数はわずか94万1000人、統計開始以来の最低水準となった。また、2017年の婚姻件数は60万7000組で、戦後最低となった。
「完全な陥落」
日本の有名経営コンサルタントの大前研一氏は、「物価が低くても、消費を刺激できない。経済に大幅な成長は見られず、銀行の貸付金利が引き下げられ、30歳以下の住宅購入者の数は年々減少している。若者は物欲と成功意欲がなく、車と高級品に興味を示さず、オタク文化が流行し、1日3食を適当に済ませている」と話す。
厚生労働省の最新統計によると、日本の少子化は深刻化し、人口の減少が進んでいる。そのほか、「未婚族」も増加傾向にある。
厚生労働省傘下の国立社会保障・人口問題研究所が2017年4月に発表した報告によると、2015年の50歳未婚者の比率は男性で約23.4%、女性で14.1%、過去最高となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月30日