軍事境界線を挟んで向き合う朝鮮の核・ミサイル問題も解決が待たれる。同じ民族同士の争いを若者はどう感じているのだろうか。パクさんは「国民にはまったく悪い感情がない」とし、南北統一は経済成長の機会になると期待する。
とはいえ早期の統一にはほとんどが首を横に振った。カンさんは「南北が互いに行き来できない状況では統一は不可能だ」と語る。チョンさんも「今すぐ統一しても朝鮮の人口を受け入れられる程の資本がわが国にはない。経済の基盤を固めてからにすべきだ」と話
韓国の若者は中国を懸念しておらず、中国との関係改善を求める声が多い。イムさんは「両国の間で若者が互いに往来しながら仲良くしなければならない」と述べた。チョンさんも「中国とは韓国の経済、外交両面の成長のために手を握るべきだ」と話す。
カンさんは「歴史と政治、経済は分離できない。分断国家の韓国は、米国の機嫌もとって安全保障を守らなければいけない」と主張した。韓国には地政学的な苦境から、自らを「クジラ(大国)に挟まれたエビ」と例える言葉がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月5日