その他、飲食分野における消費が占める割合が明らかに上昇した。広東省中山市の市民を例にすると、春節期間中、日本における各種消費のうち、飲食類の消費額の増加幅が最も大きく、42.5%増に達し、ショッピングや宿泊関連の消費の増加幅を大きく上回っている。
文化・娯楽の分野に関して、欧州を例にすると、今年の春節期間中における海外旅行中の消費のうち、文化・娯楽類の消費規模の増加幅が大きく、20%以上上昇しており、二、三線都市の増加が際立っていた。上海市民の欧州における文化・娯楽類の消費額は前年同期比37%増だった。
宿泊の分野を見ると、個人旅行で海外に出かける人が増加するにつれ、宿泊関連の消費が占める割合が年々上昇している。今年の春節期間中、人々の海外旅行中の宿泊関連の消費が占める割合が最も高いのは華北地区で、西部地区の人々は同分野の割合が最も明らかに上昇した。中国人観光客は海外旅行中、よりクオリティの高いホテルに宿泊するようになっている。今年の春節期間中、海外の高級ホテルの消費額や決済1回当たりの消費額の増加幅が最も大きかったのは三線都市以下の人々で、三線都市以下の人々が一層クオリティの高いホテルに好んで宿泊するようになっていることが分かる。
移動手段を見ると、海外で自動車を使って旅行する中国人が増加している。国内の自動車旅行と同じく、個人旅行で海外に出かける人が増加するにつれ、海外旅行中のレンタカーの消費額が明らかに増加している。都市別に見ると、車をレンタルした人の数とレンタカーの消費額が最も多かったのは一線都市の人々。三線都市以下の人々がレンタカーの消費額やカード1枚当たりの利用金額、決済1回当たりの金額の増加幅において、明らかに他の都市を上回っていた。