4時間弱の中日外相会談 中国は敏感な問題の適切な処理を要請

4時間弱の中日外相会談 中国は敏感な問題の適切な処理を要請。

タグ:外相 会談 共通認識 首脳 

発信時間:2018-04-16 10:13:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国国務委員兼外交部長の王毅氏は15日より、訪日を開始した。中国外交部長の9年ぶりとなる訪日に注目が集まっている。双方は8年ぶりとなる中日ハイレベル経済対話を再開する。日本の政界とメディアは、これは中日関係の着実な改善の希望を意味するとしている。日本側の一部の行動により、両国関係は紆余曲折を経ている。王部長は同日、中日関係にある「一部の複雑かつ敏感な要素」を適切に処理するよう、日本に注意を促した。


 日本の河野太郎外相は15日午後8時頃、中日外相会談に関する記者会見を開いた。河野外相によると、王部長との会談は午後4時半に始まり、夕食を含め4時間弱に渡った。会談は全体的に非常に前向きな雰囲気のなか進められ、中日平和友好条約締結40周年と中日関係の改善の促進について、十分に意見交換したという。朝日新聞によると、王部長は2016年8月に中日韓外相会談に出席した際に東京を訪問していたが、単独での訪日は外相就任後初めてだ。


 日本経済新聞によると、河野外相は会談の冒頭、王毅国務委員兼外相の今回の訪日は、中日関係改善の重要な象徴だと表明した。河野外相は、日本側は現在のチャンスをつかみ、中日関係の前向きな発展を促進したいと述べた。また日本側は李克強総理が中日韓首脳会談を機に正式に訪日することを心から期待しており、訪問を歓迎すると表明した。王部長は「今回は招待に応じて訪日したが、これは日本側が前向きな対中政策をとったことへの回答だ。両国関係を正常な軌道に戻す重要な一歩となり、両国の次の高官交流の条件を整え、準備を行いたい」と応じた。日本経済新聞は、中日は関係を正常な軌道に戻すという共通認識を形成したと論じた。


 中国社会科学院日本研究所の高洪研究員は15日、環球時報のインタビューに応じた際に「国家関係、特に二国間関係において、政府の外交行為は非常に重要だ。外相クラスの訪問から首脳の訪問に至るまでには、徐々に相互信頼を蓄積し、関係発展を推進する必要がある。両国関係が徐々に改善する中で、外相による訪問は不可欠な部分だ。王氏は中国の外交を担当する国務委員兼部長であり、かつ日本を熟知しているため、特に高い発言権と影響力を持つ」と話した。


 朝鮮問題は日本が関心を寄せる重要な議題の一つだ。韓国アジアトゥデイ紙は、南北首脳会談と米朝首脳会談に先立ち、日本は中国との関連議題をめぐる協力を強化しようとしていると伝えた。15日付日本経済新聞によると、王部長は同日成田空港に到着した際に、最近の半島情勢には非常に前向きかつ重要な変化が生じており、それについて日本側に紹介したいと表明した。記事は、中朝首脳会談などの問題が、中日外相が議論する内容の一つになりそうだと伝えた。


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