シャープは今回、家電のために展示ブースの広い面積を割いた、数少ない出展企業だった。しかしこれらの家電はもはや伝統的な意義の家電ではなく、「スマート家電」だった。シャープ広報担当の小高健太朗氏によると、すべての家電がインターネットで互いに結びつく。冷蔵庫のドアを開かなくても、どの食材が残されているかを伝え、かつ利用者の好みに合わせて献立を提案する。洗濯機内のセンサーは服の材質や汚れの程度に基づき、最も適した洗剤とその量を推薦する。テレビは利用者の好みを覚え、トップページにおすすめの番組を表示する。炊飯器と電子レンジは季節や気温などに基づき、レシピを提供する。利用者が匂いの強い料理を作ることを決めると、空気清浄機が事前に自動的に稼働する。
初出展となったローソンは、未来型の店舗を展示した。調理ロボット2台が餃子を作り、ゆっくりとした動きだが息がぴったりだ。またスマートラックにはカメラとRFタグリーダーが設置されている。カメラは買い物客の性別や年齢層などを判断し、RFタグリーダーは買い物客がどの商品を手にしたかを判断する。スマートラックとモバイル決済を組み合わせることで、無人店舗が可能になる。
シーテックは2000年より毎年開催されている。今年は600以上の企業と団体が出展した。
タブレットなどの画面で、顔写真にタッチペンでメークのイメージを表現できる新技術などを展示する。自社ブースには初めて対話式の「オープンラボ」を設ける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月22日