主張が完全に食い違う日韓、短期間内の関係改善は困難

主張が完全に食い違う日韓、短期間内の関係改善は困難。

タグ:低空飛行

発信時間:2019-01-29 15:21:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 韓国の鄭景斗国防相は26日に韓国海軍作戦司令部を視察し、日本の哨戒機が低空飛行し韓国の軍艦に脅威を与えた件について厳正に対応するよう求めた。韓国側は、日本の哨戒機が低空飛行し韓国の軍艦に脅威を与えたのは最近で4回目となっており、「これはどの国の海軍も容認できない挑発行為だ」と述べた。また日韓は最近、レーダー照射、徴用工、慰安婦財団解散などの問題で対立している。アナリストは、日韓双方は歴史などの関連問題で大きな溝を残しており、両国関係が短期間内に改善されることはないと判断した。


 日本の防衛省はこのほど、海上自衛隊の護衛艦「いずも」を今春、韓国の港に停泊させる計画の取り消しを検討している。韓国側も最近、来月の舞鶴港訪問計画を延期すると日本側に伝えた。これは日韓関係の緊張が、両国の防衛交流に影響を及ぼし始めたことを浮き彫りにした。


 「日本軍機の低空飛行の脅威」、日韓の異なる主張


 韓国軍は24日、海上自衛隊のP3哨戒機が前日、韓国の軍艦に低空飛行し脅威を与えた5枚の写真を公開した。これには2枚の赤外線写真、1枚の通常の写真、2枚のレーダーの画面の写真が含まれる。うち1枚の赤外線写真は23日午後2時3分に日本機を撮影している。その時のレーダーの画面によると、日本機は高度60メートルで低空飛行し、韓国軍の「大祚栄」の右舷から540メートルしか離れていなかった。韓国国防部は、レーダーが示している日本機の高度と距離は、客観的かつ科学的な証拠と述べた。韓国軍によると、日本機による韓国の軍艦への接近は4回目であり、昨年12月20日、今年1月18日、1月22日にも発生していたという。


 鄭氏は26日、韓国側は韓国軍の兵士の安全を脅かしうるすべての挑発行為を絶対に容認できないと表明した。また海軍に対しては、日本の哨戒機が低空飛行で韓国軍に脅威を与えるすべての行為に断固対応するよう指示し、平時より海上警戒作戦任務を徹底し、各種アクシデントに対応するよう求めた。


 共同通信の24日の報道によると、日本の岩屋毅防衛相は同日、韓国側が公表した写真を見た上で韓国側の主張を否定し、「韓国側は国内外の世論にその行為の正当性を伝えようとした可能性がある」と述べた。またこの措置は双方の対立をさらに深刻化させると述べた。

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