NATO事務総長の日韓訪問 ③NATOと日韓の間に利益が重なる点

中国網日本語版  |  2023-01-29

NATO事務総長の日韓訪問 ③NATOと日韓の間に利益が重なる点。

タグ:NATO事務総長 日韓訪問

発信時間:2023-01-29 14:46:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 周知の通り、「インド太平洋」とは米日などの国がアジア太平洋に無理やり植え込む地政学的概念で、すでに米国と西側がアジア太平洋で大国の競争と陣営の対抗を引き起こすためのツールになっている。NATOにとって、「インド太平洋」への介入はウクライナ問題でロシアへの圧力を強めるよう日韓に誘いかけることができ、またその世界的な利益を拡大できる。日韓はNATOを応援に引き込むことで、地域問題をめぐる実力を強化でき、また大国の地位と影響力をアピールできる。

 北大西洋と日韓は地理的に遠く離れており、本来は直接的な利害関係を持たない。ところが国際秩序の変革期に当たり、NATOと日韓の間に利益が重なる点が存在するとするならば、それは「二虚一実」と要約できるかもしれない。「虚」の1つ目は虚偽の価値観で、「民主主義と強権」というイデオロギーの対立を吹聴することで制度の優位性を標榜し、大国の競争の需要を満たす。2つ目は偏狭な安全観で、集団の対抗という考えに基づき自国の「絶対安全」を目指す。「実」とは、ロシア、中国、朝鮮の「脅威」に共に対抗することだが、その根本的な目的は米国の覇権を守り、欧州と日韓の大国の地位と既得権益を保つことだ。当然ながら世界的なパワーバランスの変化による西側の衰退を遅れさせるためとも言える。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月29日


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで