日韓とNATOの接近の裏で、米国の「指揮棒」が見え隠れしている。米国は近年、二国間条約のアジア太平洋同盟体制による複合型・ネットワーク化への変化を急いでおり、さまざまな小型多国間安全枠組みが続出している。米日印豪の「クアッド」、米英豪の「オーカス」、さらには米日韓の軍事協力、日本と英豪の同盟に準じる性質を持つ「円滑化協定」など、米国のアジア太平洋及び大西洋を跨ぐ2大同盟体制が日増しに合流の勢いを呈している。ウクライナ危機の発生後、NATOは「欧州の安全とアジアの安全は不可分」という論調をでっち上げ、日韓豪などの米国のアジア太平洋における同盟国との水平方向の交流を強化し、東アジアの安全の「脅威」を喧伝し、「アジア太平洋版NATO」という説に注目を集めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月29日