日本側はすでに130万トンを超える核汚染水を溜め込んでおり、放出には30年を要すると見られる。その全過程の影響については極めて大きな不確実性がある。核汚染水に含まれる多くの放射性核種は現段階では効果的な処理技術が存在せず、一部の半減期が極めて長い核種は海流と共に拡散し生物濃縮効果を形成し、環境中の放射性核種の総量を増やす可能性がある。日本側の多核種除去設備(ALPS)の信頼性と関連事業の長期的な有効性については依然として疑問が残る。日本側が今年3月に発表したデータによると、ALPSによる処理後の核汚染水の7割弱が基準値を満たさなかった。核汚染水がひとたび海洋放出されれば、その放射性核種は10年後に世界の海域に蔓延し、世界の海洋環境及び海洋生物に影響を及ぼす。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月14日