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写真は4月30日に撮影した映秀新鎮の風景。この日は「メーデー」の連休初日、復興後の四川省汶川市映秀鎮には観光客が押し寄せていた。映秀鎮を参観した人は、その復興の精神力、奇跡とも言える復興状況に胸を打たれていた。
「信じられない!ここが四川大地震の災害地なのか?地震の傷跡がかけらも見つからない!」米国からきたシカゴレイク旅行社のベティ社長は震災から復興した四川省汶川市水磨鎮を参観後、感動の面持ちで記者に語った。
四川大地震の被災地の復興再建「中国の奇跡」は、中国のみならず世界中から感動の声が寄せられている。四川大地震から3周年には、世界各地の観光客、訪問が絶えず、様々なルートから被災地を訪れ、復興再建したその大きな変化に感動していた。中でも、特に注目すべきは600人以上の多国間観光業界の人々が60カ国以上の国と地域からここを訪問したことだ。これには、世界三大観光組織であるWTO(世界観光機関)、WTTC(世界旅行ツーリズム協議会)PATA(太平洋アジア観光協会)の責任者たちが含まれていた。汶川、茂県、北川、绵竹等各地を被災後の観光回復のツアー展開のために訪問していた。
阿ハ蔵族キョウ族自治州の汶川県水磨镇に訪れた観光客の目に映るのは、規則的に並んだ黄色い壁と青い瓦のキョウ族家屋、店舗の林立する風景だ。木工がほどこされたドアは清清しい風流が戻っている。家々の窓の彫刻はそれぞれ独特な装飾がみられ、緑豊かな中に点在する様は一幅の水墨画のようだ。
「この2日間の見学で、四川が驚くべき変化を遂げていることに感動しました。汶川と北川には実際に訪問し、災害前後のインフラや観光にありえない変化が見られ、深く感じ入りました。」世界観光機関の主任である、スタン氏はこう語った。
「四川大地震は災害復興の成功経験として、世界中の危機対策にかけがえのない経験となるでしょう。」スタン氏は災害後の観光業復興と発展のため訪れた国際観光業界の人々にこう紹介した。
太平洋アジア観光協会のジョン副主席は「この点において四川の人民は私たちの目標です。積極的に復興再建に努力されたことで生活を新しい方向に拓くことが出来た。これは偉大なる経済的な奇跡のみならず、社会の軌跡でもあるのです。」
シンガポールから来ていた観光客は記者に対し「地震が起こった時の汶川の被災地は「満身創痍」といえる様子でしたが、そこかしこに家屋が倒壊し、臨時の小屋やテントが並び、道路は泥で通れませんでした。今は「驚天動地」の復興でその頃の様子は全くないですね。」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月6日