国慶節(建国記念日)連休2日目の10月2日、北京の故宮には12万7800人の観光客が訪れた。午前11時には規定上の上限の8万人を突破。入場券販売を杓子定規に停止しては、現場に混乱を引き起こして危険なので、すぐには制限せず、午後3時になって列が短くなったのを確認してから窓口を閉じた。「新京報」が伝えた。
午前7時には端門から故宮午門へ押し寄せる人波で、すでにあたりが埋め尽くされた。7時15分頃には大勢の団体客で入場口が混雑し始め、入場券販売窓口も長蛇の列となった。
故宮は今年9月に初めて、個人客向けに前売り入場券のオンライン購入サービスを開始した。来場当日は入場券購入の列に並ばず、第二世代IDカードを提示するだけで入場できる。
このため故宮は今年、IDカード用スキャナー8台と係員12人を増やした。だがオンライン購入に慣れていないため、予約者本人のIDカードを忘れ、結局窓口に並び直さなければならない来場者もいた。
2日のオンライン販売数は1万3242枚で、窓口での販売と比べるとやはり少ない。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年10月4日