中国式帰省 一家団欒の年越し料理を重視

中国式帰省 一家団欒の年越し料理を重視。

タグ: 春節 帰省ラッシュ

発信時間: 2013-02-06 13:45:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

広東省出身の大学生の陳悦建(23)さん、陳除涛(23)さん、鄭建民(21)さん、楊沢彪(22)さん(左から右の順)の4人は広州を出発し、自転車により帰省した。自転車を2−3日間こぎ続け、4人は安全に帰省した。4人は、「自分の力だけでどこまで行けるかを知りたかった」と語った。

 

中国にはなぜマゼランやコロンブスがいないのだろうか。中国人は帰省し年を越し、一家揃って年越し料理を食べなければならないからだ。両親がいれば、遠くに行くことはできない。中国人は一家団欒を重視し、どのような祝日も一家団欒のために設けられている。中国人の間で、一家団欒とは一家の老若男女が集うことを意味する(特に両親と共に過ごさなければならない)。中国の祝日の多くは高齢者のために設けられたものだ。春節、元宵節、中秋節は、一家団欒という共通のテーマを持つ。一家団欒を英語に正確に翻訳することは難しいが、一般的には「Reunion」と翻訳される。この英単語は、夫婦・友人・同僚が久々に再会することを意味する。中国の場合、旧友や同窓生と久々に再会した時は「お久しぶりです」と言い、血のつながった家族と一緒になる時だけ「一家団欒」と言う。これは中国人が血のつながりを最も重視していることを示しており、またそのために「一家団欒」という言葉まで生まれた。大晦日の夜に一家揃って食べる料理は、「団圓飯」もしくは「年夜飯」と呼ばれる。この年越し料理を食べるため、「中国式帰省」が生まれた。どこにいようとも、どれほど道のりが険しくても、お金があろうとなかろうと、子供を抱え妻を連れ帰省し、両親や兄弟姉妹と共に「団圓飯」を食べようとする。

年越し料理を食べるのでなければ、旧暦の元旦や2日に帰省しても良いわけだ。帰省の経験のある人ならば、大晦日前の列車の切符は購入が最も困難で、列車内がひどく混みあうが、元旦の切符は購入しやすいことを知っている。祖先が残した「団圓飯」の風俗のためか、中国人は21世紀に突入しても、遠路はるばる帰省し年を越そうとする。これは多くの中国人(特に両親)の願いであり、この願いがあるからこそ春運(旧正月時の帰省ラッシュ)があるのだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月6日

 

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