「三秦の新しい調べ」というテーマの山車

これは「人文の三秦、グリーンの延安、現代化した陝西」という景観がお目見えした。三秦とは陝西のことであるが、陝西省は中国地図では中心部にあり、東西南北をつなぎ、古代人類と中華民族の文化の重要な発祥地でもある。ここは歴史上多くの王朝の中心となり、また中華民族の歴史と文明が、ここからいち早く世界に伝わったのである。有名なシルクロードは昔の長安をスタート点としたのである。陝西には世界の八大奇跡といわれる「秦の兵馬俑」などの古跡があり、濃い人文的な雰囲気があるのである。

陝西はまた現代の中国革命の聖地でもあり、1935年に労農赤軍が延安につくと、中国共産党はここで中国人民を指導し、13年間にわたる革命闘争を行い、抗日戦勝と解放戦争の勝利を勝ち取った。新中国成立後、特に改革開放以来、陝西の経済は歴史上もっともよい発展の時期に入り、中央政府の「西部大開発」の実施は、陝西に新たな発展チャンスをもたらした。

「チャイナネット」2009年10月1日