国民経済・社会発展計画に関する報告(2010年)

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発信時間: 2010-03-16 16:22:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(七)民生に恩恵をもたらし、調和を促進することで明らかな成果をあげた

就業と社会保障面の活動はいっそう強化されている。中央財政は雇用促進資金を四二六億元計上し、五九%増となった。都市部の新規就業者数は一一〇二万人に達し、計画目標を二〇二万人上回った。都市部の登録失業率は四・三%となっており、四・六%以下に抑えるという計画目標を実現した。大学新卒者の就職率は八七・四%に達し、出稼ぎ農民工(農村からの出稼ぎ労働者)の総人数は四九二万人増えて一億四五〇〇万人に達した。社会保障に充てられた中央財政の資金は一六・六%増の二九〇五億七五〇〇万元であった。都市部企業職員・労働者の基本養老保険の省クラスにおける社会プールが基本的に実現し、養老保険ポータビリティー規定が公布、施行され、都市部における基本養老保険の加入者数は二億三五〇〇万人に上り、計画目標を七〇〇万人上回った。新しいタイプの農村社会養老保険のテスト作業が正式にスタートした。都市部住民の基本医療保険制度を全面的に実施し、閉鎖・倒産した国有企業の退職者に関する医療保障問題を適切に解決し、都市部職員・労働者医療保険、住民医療保険の加入者数は八二三九万人増え、四億人を超えた。新しいタイプの農村合作医療の加入者数は一六三〇万人増え、八億三三〇〇万人に達した。企業の定年引退・退職者や都市農村の最低生活保護者、優遇・扶助対象の保障レベルは一段と高まり、社会保険基金の財源確保のルートもさらに開拓した。

人民の生活は引き続き改善されている。都市農村のインフラ整備は一段と強化され、サービス能力が日増しに向上している。物資の供給は充足し、市場は繁栄し、安定している。通年の都市部住民一人当たりの可処分所得と農村部住民一人当たりの純収入はそれぞれ一万七一七五元と五一五三元に達し、価格要因を差し引くと、前年に比べてそれぞれ実質的に九・八%と八・五%伸び、計画目標を三・八ポイントと二・五ポイント上回った。保障タイプ安住プロジェクトの建設は重要な階段的成果をあげた。中央財政は特別建設資金を三倍の五五〇億五六〇〇万元計上し、各種の保障タイプ住宅二〇〇万戸の建設を基本的に完成させ、国有林業地域、農地開墾地域、炭鉱地域及び一部都市のバラック地区で一三〇万戸の住宅を改造し、これにより一〇〇〇万人近くの都市部生活困難者の居住条件が改善された。労務提供のための救済資金として五六億元を、住居移動による貧困脱却扶助のモデル事業支援金として一八億元をそれぞれ拠出し、貧困地区の発展能力づくりと貧困人口の富裕化を支援した。ダム建設のために引越した住民の後期支援政策は着実に実施されており、大中型ダムの建設による農民移住者計二三五六万人が実益を得ている。

社会諸事業は全面的な進歩を見せている。社会事業のインフラ整備は強化されており、二〇〇八年第4四半期以来、中央政府が社会事業発展に振り向けた基本建設投資は五五〇億元余りに達し、第十次五ヵ年計画期の総額を上回った。都市農村における義務教育の学費免除政策を全面的に実施し、中・西部地区における農村中学校の校舎改修と全国小中学校の校舎安全プロジェクトの推進に力を入れ、農村中学校の校舎改修面積は六七〇万平方メートル、中等職業学校と特殊教育学校の校舎竣工面積は三一四万平方メートルに及んだ。中学校三年間の生徒在籍率(中学校一年から三年まで進級する者の割合)は九四%に達し、〇・三ポイント上がり、高等学校段階の粗入学率は五・二ポイント増の七九・二%に達し、計画目標を二・二ポイント上回った。一般大学の学生募集人数は三一万八〇〇〇人増えて、六三九万五〇〇〇人に達し、計画目標を一〇万五〇〇〇人上回り、大学院の学生募集人数は六万五〇〇〇人増えて、五一万一〇〇〇人に達し、計画目標を三万六〇〇〇人上回った。末端医療衛生サービス体系と計画出産施設の整備を引き続き強化し、一万七一七一の末端医療衛生サービス機構と四五二二の末端計画出産サービスプロジェクトの建設が完成した。

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