インドがダライ・ラマの本質を明確に認識すべき

タグ: インド ダライ・ラマ  中印関係 摩擦 国境 

発信時間: 2010-03-30 13:33:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1950年4月1日、中国とインドが正式に外交関係を樹立してからすでに60年。2010年は中印関係の発展にとって重要な1年となり、双方は国交60周年を祝うと同時に、「中国フェスティバル」や「インド・フェスティバル」などを開催することにしている。張炎・駐印大使は「チャイナネット」のインタビューに応じ、中印関係60年の発展の過程を回顧し、新たな歴史的背景の下での両国の国際問題における地位や役割を評価、また今後の発展に向けた展望について語った。

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――09年下半期、中印関係は摩擦が絶えませんでした。両国の間では、例えば国境、ダライ・ラマなどの問題をめぐり、意見の食い違いが数多くありましたが、こうした問題を解決するため、双方はどんな努力をしてきたのでしょう。

09年下半期、メディアが中印関係における敏感な問題を煽りたてたことから、両国関係は制約を受けました。中印の間に歴史的な問題が残っている、これは周知の事実です。重要なのは、それを適切に処理できるかということ。

国境の問題では、関係する対話システムを確立して両国の国境問題特別代表がすでに13回協議しており、かなりの進展を収めました。双方は、国境問題が解決されるまで、国境地帯の平和と安寧を共に維持することで合意。また国境問題が両国関係の総体的な発展に影響を与えたり、障害になったりすることがあってはならない、との認識で一致しています。実際、双方が共に努力したことで、近年、中印国境地帯は総体的に平和かつ安定しており、メディアが煽るような対立も緊張状態も起きていません。

チベット問題については、インド政府は、チベット自治区が中華人民共和国の領土の一部であることを認める、ダライ・ラマ集団がインドの領土を利用して反中国的な政治活動を行うことを許さないと確約する、と何度も表明しています。中国側は、インド側が確約を厳守すると同時に、ダライ・ラマの本質を明確に認識し、両国関係の発展を維持するとの大局から、ダライ・ラマ集団が中国の利益を損ない、両国関係を破壊するいかなる言動をも禁じるよう願っています。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年3月30日

 

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