『ニューヨーク・タイムズ』は25日、米国に対し中国はいつも以上の反応を示し、両国は演習場所を敏感な黄海から東海に移したと報じた。また米空母は、黄海での演習に参加しないことを承諾している。台湾『聯合報』は台湾大学の楊永明教授の分析を引用し、対立と交渉の後、将来的に戦争するかは別として、解放軍は黄海に「米空母進入禁止」の境界線を引いたことを伝えた。中国社会科学院米国所米国政治研究室の倪峰主任は、『環球時報』に対し次のように話す。中国に対する態度から、米国が気をもんでおり、非常に慎重であることがわかる。自分の考えだけに従って進めれば中米の戦略的な相互信頼に影響が及ぶ。そのほか、朝鮮問題への対処で、米国は中国の力を借りる必要があり、米国がこれを考えないわけがない。
さらに米韓は8月16日から26日まで、共同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン(UFG)」を実施することになっている。国防大学の李大光博士は、「今回の軍事演習は米韓の一連の演習のスタートに過ぎない。米軍は中国を威嚇しないことを表明しているが、引き続き警戒が必要である。演習が次の段階に入るに伴い、中米のこの地域での争いも徐々に始まるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月26日