上述のことは東アジア、さらにはアジア全体・太平洋地域間が前に進むことにとってプラスとなる。これは事実であり、南中国海地域が平和、安定、発展していることは基本的な情勢を反映したものである。この情況のもとで、南中国海を「緊張したもの」と描き、工夫を凝らして誇張することは、ある目的を成し遂げるために苦心して雰囲気を作り出すものだ。
冷戦が終わったばかりの場、あるものは南中国海に潜在する紛争は現実的な衝突の発火点になると見ていた。現在、東アジア地域以外の大国が介入して新しい不安を引き起こしている。それでは、南中国海は本当にそれがゆえに不穏の情況に陥るのか?
南中国海は平和で安定した海で、疎通や交流の海、ともに発展することを促進する海である。そこに平和と繁栄を維持する共通の願いがあり、経済、安全など協力の可能性もあって、二国間、多国間に友好で、互恵の流れがある。南中国海は引き続き東アジア区域の整合を支え、さらに全体の環太平洋の平和と発展を促進するプラットフォームである。
南中国海の安全は、トラブルを引き起こして維持することはなく、南中国海の大局はある人たちの一方的な願望で逆転することはない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月20日