「見せつけ」:砲艦政策の実行
「ハワイ」号の東アジア入りの目的には、「戦闘」と「訓練」以外に、他の可能性はないだろうか?
「ハワイ」号は、比較的特殊な時期に東アジア入りしている。東アジア地区がナーバスな状態にあるこの時期に、最新鋭の原子力潜水艦を堂々と派遣する様子は、それを誰かに「見せて」いると思わざるを得ない。以前、この地域が緊迫した情勢にあった時も、米国は同じ手法で同地域周辺海域にオハイオ級潜水艦を派遣した。今回の「ハワイ」号の状況と全く同じである。
以上の分析から考えて、「ハワイ」号は、米国の「砲艦政策」を実行する一つの道具であると言える。相手に実力を見せつけ、威嚇する意図もあれば、盟友及び第三者にその能力やレベルを見せつける意図もある。
このように考えれば、「ハワイ」号原子力潜水艦の東アジア入りは、「一石三鳥」の動きだと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月12日