砲撃事件で現れた北東アジア安全保障上での苦境

砲撃事件で現れた北東アジア安全保障上での苦境。 朝鮮と韓国の交戦は両国関係を再び悪化させただけでなく、北東アジア地域における安全保障上の苦しい立場を明らかにした。朝鮮は米韓の圧力に対して核兵器保有を強調し、米韓は朝鮮に対して絶対的な優勢を求めている。中米関係もまた新たな試練に直面するだろう…

タグ: 朝鮮 韓国 北東アジア 安全

発信時間: 2010-11-29 17:07:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

韓国は最大の「敗者」

それとは相対的に韓国は最大の「敗者」だ。太陽政策を捨てた李明博大統領のもとで韓朝関係は悪化し続け、「天安号」沈没事件や砲撃事件などの悪質事件が頻発して、人員や財産は大きな損失をこうむっている。また韓国は、中国に対して朝鮮に圧力をかけることを要求してきたことから、中韓関係も損ねている。そして最終的に、朝鮮半島問題を解決するルートや空間はますます狭くなり、米国に追随して忍耐での戦略で対応せざるを得なくなっており、これは朝鮮に対する韓国政策の失敗である。

このような混乱した情勢で中国はどのような態度を表明すべきなのだろうか。まず中国にとって朝鮮も韓国も大きな利益関連国であり、当事者双方がこの事件に対してはっきりした解決案を出すまでは、中国は慎重な態度をとらなければならない。より重要なのは、米国、日本、韓国が中国に圧力をかけるその目的は、恐らく100パーセント朝鮮に対してではなく、その裏の本当の意図は、日増しに強くなる中国を用心してのことだろう。これは米国のアジアに戻る「記号」であり、中国をけん制する一種の手段だ。

朝鮮と韓国の交戦は両国関係を再び悪化させただけでなく、北東アジア地域における安全保障上の苦しい立場を明らかにした。朝鮮は米韓の圧力に対して核兵器保有を強調し、米韓は朝鮮に対して絶対的な優勢を求めている。中米関係もまた新たな試練に直面するだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月29日

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