インターネットで発表されている中国の殲20型戦闘機
米国のゲーツ国防長官は8日、北京に向う特別機内で随行した記者のインタビューに答えた。ゲーツ国防長官は中国人民解放軍が開発中の、空母を撃沈可能な対艦弾道ミサイルやレーダーでの探査が難しいステルス機に対する関心を示し、また中国軍隊の戦略の意図をより透明化させるために、安全分野での対話を強化する必要があると強調した。共同通信社が伝えた。
ゲーツ国防長官は次のように語っている。就任以来、中国の対艦弾道ミサイル開発は一貫して関心事項であり、既に基本的な作戦能力を備えているかどうかははっきりしないが、開発は聞く進展している。
ステルス機については、少なくとも2020年までは米軍が配備数の面で優勢を占めるだろう。しかし中国の開発プロセスは米国の情報機関の予測を上回る可能性があり、懸念される。
また、国防予算が大幅に削減されている中で、アジア・太平洋地区における米国の作戦能力を確保するために、必要な装備のために優先的に予算を提供する。
ゲーツ国防長官はまた、中国側と安全政策や戦略分野で対話を行い、見解の一致に達することを期待している。ゲーツ国防長官は、対話により、誤解発生や不測の事態の発生を回避することができると強調し、また米中の軍事交流の再開について、政治的問題で中断されることは望まないとし、また信頼に値する成果を挙げていると述べている。
「人民網日本語版」2011年1月10日