中国 戦闘機 J20
また、衛星攻撃爆弾のような強力な武器を搭載したことで、多目的型、攻撃派生型のJ20は第二列島線を越え、米国やその同盟国の空港を麻痺する強大な能力を備えた。その効果は米空軍がF-22AやFB-22に搭載しようとしている小直径爆弾「GUB-39/53」と同じ役割を果たす。米海軍の空母戦闘群もリスクが高まり、対艦弾道ミサイル「東風21D」による危険性がより増すことになる。
技術戦略的にみても、軍事戦略的にみてもJ20の出現によって、ゲイツ米国防長官が米国とその同盟国の戦術的戦闘機編隊をめぐる再編計画の完璧な失敗を宣言することとなった。しかしゲイツ氏の戦闘機再編計画を支持する人々はJ20の存在を無視する理由をあれこれ見つけてくるだろう。1年前、ロシアがステルス戦闘機「T-50PAK-FA」を発表した時のように。
米国が戦術的空中編隊および防空再編計画の方向性を改めない場合、環太平洋地域を中国に譲ることになり、それによってもたらされる現実と戦略的結果を負わなければならなくなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月11日