▽外で面倒な事を起こさない
――西側の世界では再びこれをきっかけに中国脅威論が起きているが、今回の中国の軍事脅威論についてはどう見ますか?
中国脅威論はすでに20年前から存在しており、過去に何度も浮上してきました。最近のものは90年代初頭に始まりました。この古い話題は毎回内容が新しくなっているに過ぎません。
中国脅威論の視点からみれば、J20や対艦弾道ミサイル「東風21D」はいずれも中国脅威論の材料となります。基本的にこれは半永久的な問題です。こういう人たちからすれば、中国の軍事的近代化のいかなる進展も「脅威」となります。J20戦闘機の試験飛行成功もその例外ではありません。
――中国脅威論というこの「呪縛」を解き放つにはどうしたらいいか?
まず、内部の問題解決に集中し、外で面倒な事を起こさないことです。次に、外との意思疎通を図り、対外的な宣伝・交流を強化し、世界に中国の平和的発展への熱意を理解してもらうことです。また、国際的責任をさらに担い、外部からの圧力を解消することです。例えば、災害救援活動、国連会費、国際援助、海賊対策などの分野でより多くの貢献ができます。