政府は世の流れを見誤ってはいけない
発言中の第5期中日友好21世紀委員会中国側の王泰平副秘書長
「日本は多様な社会で、世論にまとまりはない」という専門家の意見に対し、第5期中日友好21世紀委員会中国側の王泰平副秘書長は、以下のように指摘している。「中国ももはや1960,70年代の中国ではない。『改革・開放』が経済と社会の発展を助長するにつれ、中国のメディアと民衆の多様化も顕著な変化を見せている。」
しかし、多様化とは「言いたい放題」という意味ではない。メディアの報道を主流(大きな流れ)と支流(小さな流れ)にはっきり区別し、世論を効果的に誘導しなければいけない。もちろん、様々な原因(知名度を上げるため、視聴率を上げるため)によって、メディアも大胆な発言をする時がある。その時は、政治家も政府も理性を保ち、しっかり全体を見極め、過激な報道に流されないようにしなくてはいけない。世の流れに誤って捉えて、両国の関係を壊さないように、頭をはっきりさせておく必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月18日