元少将:中国は今後必ず海外基地を持つ

元少将:中国は今後必ず海外基地を持つ。 もし、中国が平和友好的協力の形でパキスタン、あるいは他国と港ひいては軍港を共同建設したり、使用したりすることがあれば、海外に港がなく、基地も保有していない中国の現状を打破することになり、これは中国にとって進歩といえる。地域ひいては世界の平和と発展に責任がある大国である中国にとって、こうした「現状打破」の常態化は必須だ。

タグ: パキスタン グワダル港 中国 海外基地

発信時間: 2011-05-26 14:08:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

パキスタン政府がグワダル港の建設を中国に要請したという情報を、西側メディアは引き続き取沙汰している。中国政府は24日に否定したにもかかわらずだ。南アジアとインド洋の覇権を自称するインドの反応が特に激しい。また、この件を利用して中国に拡張の意図があると主張し「中国脅威論」を吹聴する西側勢力も出てきた。

中国がすでに否定済であることはいうまでもないが、もしこれが事実であっても別段驚くに値することではない。

大国でありながら国力が弱いと思われてきた中国が、やっと復興の道に踏み込んだのだ。国力の回復と発展に従い、世界とのつながりはますます緊密になり、経済、文化、安全などの分野で、他国との交流や協力は不可欠となっている。特に海洋は、古来から各国の交流と協力において変わるべくもないプラットフォームだ。どんな国でも海岸線が1キロあれば、港の建設や船隊の編成に注力し、友好国との海上往来や港の相互利用を図るだろう。これは大国が国際交流するにおいて当たり前の道理であるし、別段、西側が一一騒ぎ立てるべきものではない。

もし、中国が平和友好的協力の形でパキスタン、あるいは他国と港ひいては軍港を共同建設したり、使用したりすることがあれば、海外に港がなく、基地も保有していない中国の現状を打破することになり、これは中国にとって進歩といえる。地域ひいては世界の平和と発展に責任がある大国である中国にとって、こうした「現状打破」の常態化は必須だ。(徐光裕 中国軍縮協会理事 退役少将)

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月26日

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