「共産党が指導し、多党派が協力する。共産党が政権を握り、多党派が政治に参加する」。これは中国の政党制度の顕著な特徴だ。現在世界には多種多様な政党制度モデルがあるが、中国共産党の指導する多党協力は独自の旗印を掲げていると言える。(文:牛旭光・中共中央弁公庁幹部、中国人民政協理論研究会常務理事)「人民日報海外版」コラム「望海楼」掲載)
中国共産党は90年の輝かしい道程において、全国人民を団結・統率して革命、建設、改革の成果を数多く上げた。その業績は世界が注目している。共産党の指導する多党協力の成功はその濃密で鮮やかな1ページだ。
多党協力において共産党と8つの民主党派は団結・協力の関係と同時に、指導と被指導の関係にある。共産党は指導的地位にある政権党である。8つの民主党派は共産党の政治指導を受け入れる参政党である。中国共産党の正しい指導の下、各民主党派は積極的に政治に参与し、論議し、経済建設の促進、民主政治の発展、社会調和・安定の維持、祖国統一の大業の促進に重要な役割を発揮してきた。同時に、各民主党派は批判や提言によって共産党への民主的監督を行い、共産党が過ちを修正する手助けをし、共産党を促してミスを少なくさせた。こうして共産党の指導的地位は多党協力の発展の中で確固たるものになり、多党協力の発展は共産党の指導の下で強化された。
多党協力が中国でうまく発展した根本的な原因は、共産党の指導が良かったことにある。では、共産党はなぜ多党協力をうまく指導できたのか。