記者:多くの外国人パイロットがモスクワ航空ショーを観に来ているが、彼らはロシアの新型戦闘機にどういった反応を示しているか?
ボグダン氏:航空ショー開幕前に我々はインド代表団と面会したが、代表団のメンバーの中にはT-50に非常に詳しいパイロットがいた。航空ショーに出席する軍事パイロットはみなプロだ。礼儀正しく、不適切な問題をぶつけてくるようなことはない。我々は面会しても通常、「こんにちは。最近はいかがですか?」といったあいさつだけする。外国人パイロットは、T-50が機密プロジェクトであることを知っている。そのためにお互いのいい雰囲気を壊す必要などない。ロシアのパイロットもプロとしての礼儀をわきまえている。
記者:第5世代機はいつロシア空軍に配備されるか?
ボグダン氏:T-50は実験機ではない。国防調達計画に従って開発され、部隊に配備される計画だが、不足箇所を探し出すため試験期間は相当長くなる。試験の過程で航空機の性能は整えられていく。航空機の外形と他のちょっとした箇所が変更になる可能性がある。しかし全体的には今のこの外形で部隊に配備される見通しだ。
記者:もし秘密でないなら、ロシアの英雄称号を受賞したいきさつを明かしてもらえるか?
ボグダン氏:我々パイロットの仲間内で、「知識が尽きれば、勇気を出さなければならない」という冗談を言う。どのパイロットも様々な危険な状況を経験する。我々は新型機の各種飛行性能、技術性能をテストする飛行テストを行っているのだから。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月26日