付録3 中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットで
中国政府が発表した8項目の措置
(2006年11月)
1、中国のアフリカへの支援の規模を拡大するため、2009年には中国の援助規模を2006年の2倍に引き上げる。
2、今後3年間にアフリカ諸国に30億ドルの特恵貸付と20億ドルの特恵バイヤーズクレジットを提供する。
3、中国企業のアフリカへの投資を奨励・サポートするため、中国・アフリカ発展基金を設立し、基金総額を段階的に50億ドルにする。
4、アフリカ諸国の連帯強化と一体化プロセスをサポートするため、アフリカ連合(AU)会議センターの建設を援助する。
5、中国と外交関係のあるアフリカの重債務貧困国と後発発展途上国に対し、2005年末までの中国政府による無利子貸付の債務返済を免除する。
6、アフリカへの市場開放を一層促すため、中国と外交関係のあるアフリカの後発発展途上国の対中国輸出の製品に対するゼロ関税品目を190から440以上に増やす。
7、向こう3年間に、アフリカ諸国に国外経済貿易協力区を3~5ヵ所設立する。
8、今後3年間にアフリカ諸国のために1万5000人の各種人材を育成する。また、アフリカに高い技術レベルを持つ農業技術の専門家を 100 人派遣し、アフリカに特色ある農業技術モデルセンターを10 ヵ所設立する。またアフリカのために30ヵ所の病院をつくり、3 億元の無償援助を提供することで、アフリカのマラリア対策の支援に協力し、アルテミシニンの提供および 30 ヵ所のマラリア対策センターの設立に用いる。また、アフリカに青年ボランティアを300人派遣し、アフリカのために 100ヵ所の農村学校の建設を援助する。2009年までに、アフリカ出身の留学生への政府奨学金支給対象者を毎年2000 人から4000 人に増やす。