付録2 中国政府が国連発展資金調達に関する首脳会議で
発表した5つの措置(2005年9月)
1、中国は中国と外交関係のある39の後発発展途上国(LDC)の一部製品に対し、関税を免除することを決定した。その範囲にはこれらの国からの対中国輸出商品の大多数が含まれる。
2、中国は重債務貧困国(HIPCs)と後発発展途上国に対する援助規模をさらに拡大し、向こう2年以内に、二国間協議を通して、中国と外交関係のある重債務貧困国の2004年末までに期限となる、中国側に返済されてないすべての無利子貸付と低金利政府借款の債務を免除するか、もしくは他の同等の措置をとる。
3、3年以内に、発展途上国のインフラ整備と企業間連携を促進するために、発展途上国に対し、100 億ドルの特恵貸付と特恵バイヤーズクレジットを提供する。
4、3年以内に、発展途上国、とくにアフリカ諸国に対する援助を増やし、その中ではマラリア予防特効薬を含む医薬品の提供、医療施設の設立と整備、医療人材の育成の援助が含まれる。これらの措置は中国・アフリカ協力フォーラムなどのメカニズムおよび二国間協議を通じて実施される。
5、発展途上国の人材育成の加速を図るため、3年以内に、多様な分野の人材を3万人養成する。