◇マスコミ沈黙の日
日本のマスコミを見れば、今年12月4日が日本が太平洋戦争を発動し、真珠湾襲撃70周年の日であることがわかる。これについては数々の報道がなされ、当時の政権が判断ミスし、誤った決定を下したと集中的に反省している。一方で、南京大虐殺については、「集団で黙り込み」、「沈黙」という態度をとった。世論を導く日本のマスコミが声を発しないのは、国民にこの間の歴史を忘れさせ、「風化」させたいためだ。
◇史実を証拠立てる日
日本の報道によると、南京大虐殺の犠牲者30万人を、日本側は「4万人或いは2万人」としており、この歴史の「事実」を今後も証拠付けていくという。日本公明党の松あきら副代表の言葉を思い出す。「日本では多くの人が南京大虐殺といえば常に、被害者が30万人か、3万人かで一見まじめそうな議論が行われる。そこには『事実』と『真実』の問題が存在している。南京大虐殺で3000人、いや3万人、30万人が殺されたとしても、いずれも『事実』の問題でしかない。『真実』は何か?真実は当時の日本軍がするべきではないことをしたということだ!『事実』だけを追求すれば、最も根本的な『真実』を見失う。打たれた人はかつての痛みを忘れない。打った人も相手の痛みを忘れるべきではない」。残念なのは、日本人の多くがこの道理をわからないことだ。日本のマスコミなどは読者にこの道理をわかってほしくないのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月15日