◆複雑な墜落の原因:多くの原因が未解明
資料写真:米国の長距離無人偵察機「グローバルホーク」
資料写真:米国の長距離無人偵察機「グローバルホーク」
資料写真:米国の長距離無人偵察機「グローバルホーク」
2001年11月2日、米空軍のプレデターがアフガニスタンで「不朽の自由作戦」中に墜落した。空軍は記者会見で、悪天候が原因と説明した。米軍の報告によると、雨天の飛行時は目標定位の難易度が高く、通信力も弱くなるため、無人機は効果的な作戦任務が難しくなるという。
さらに常識を逸脱しているのは、米国の長距離無人偵察機「グローバルホーク」がアフガニスタンで墜落後、残骸のエンジンがAK-47自動小銃の銃弾で蜂の巣になっていたため、タリバーンに自動小銃で撃墜された可能性があると米軍が事後推測したことだ。
2011年9月17日夜間、米無人機がパキスタンのある部落で墜落した。同地域はタリバーンの武装勢力が多く集まる地域で、いまだにタリバーンが墜落したのか、機械の故障による墜落なのかわかっていない。
実際にこうした調査ができずに原因がわからない飛行事故が最も多く、全体の30.5%を占める。ただ無人機の設計と技術トレーニングの改良にともない、事故率も年々下がっている。今後戦場で、無人機の姿を見る機会は益々増えるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月7日