韓国、日米に歩み寄り中国と対立すべきではない

韓国、日米に歩み寄り中国と対立すべきではない。 理性的な韓国は、中国と米国、北東アジアの大国の間で公平な立場を守ることで、力を発揮することができる。韓国が「前線基地」となることで得られる利益は、それにより失われる戦略的利益を補うことはできない。韓国が日米に歩み寄り続ければ、最終的には中国と対立することになるだろう…

タグ: 韓国  日本 米国 軍事 情報 保護 協定 

発信時間: 2012-07-03 14:37:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国民からの強い反発を理由に、韓国は日本との『軍事情報保護協定』の署名を延期した。同協定は、日米・米韓軍事同盟を日米韓軍事同盟とするための布石であり、日韓による軍事情報の共有は、両国が軍事同盟国となるための第一歩であるとされている。韓国社会の反発は、中国にとって朗報と言えるだろう。『環球時報』が伝えた。

「準軍事同盟」と称される同協定は、表面的には朝鮮に対するけん制を目的とするが、実際には中国をもその範囲に含めている。韓国は同協定により中国との関係を悪化させ、地理的条件に基づく政治的役割を演じる羽目に陥るだろう。

韓国は朝鮮との対立を避けることができず、国家戦略レベルでその対応に追われている。韓国が日米と手を結び、中国に対する切り札となる同協定に署名するならば、将来的により苦しい状況に立たされることだろう。

このような盲目的かつなりふり構わぬ戦略は、表面的には韓国の今後の不安材料を取り除くように見えるが、実際には北東アジアの政治に関する発言権を失うことになる。韓国の日米への歩み寄りは、北東アジアの分裂を加速している。韓国は朝鮮と北緯38度線を挟み対峙しているため、北東アジアで動乱が生じた場合、韓国が真っ先に矢面に立たされることになる。

日米韓の軍事同盟には、中国をけん制する目的があるのだろうか。韓国がこのような戦略に加わるならば、それは短絡的な思考と言わざるをえない。それは韓国の長期的な国家利益にもとり、制御できない大国間の駆け引きに身を委ねることになるからだ。韓国はその駆け引きの最前線に立たされることだろう。

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