●シーラインを共同で維持する
中国海軍の次なる展開は恐らく、西太平洋に赴き、第一、第二列島線に至ることだろう。日本人はこれを喜ぶべきであり、いぶかしく思うべきではない。自国における停留を含め、日本は米軍艦の全世界配備には見慣れていても、中国軍艦の行動にはまだ慣れていない。中国軍艦の行き来が頻繁になれば、日本も慣れてくるだろう。
中国の軍艦は何をしに来るのか。日本を包囲するためではなく、われわれのシーラインをともに維持するためであるはずだ。日本の一千カイリにおよぶ生命線は中国の生命線でもある。中国と日本の安全をめぐる関係は、プラスとなる方向から推進すべきであり、一足す一は、二より大きいはずだ。(中国海軍少将、国防大学戦略研究所前所長の楊毅氏の7月2日開催の第8回東京・北京フォーラム安全保障分科会におけるの講演)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月12日