米航空情報サイトは4日、中国国防部が正式に、初の国産大型輸送機Y-20(運−20)の研究開発を行っていることを認めたと伝えた。
同サイトによると、輸送機Y-20の最大積載量は60トンで、ボーイング社が製造した米の主力大型長距離輸送機C-17の77トンを下回る。最大離陸重量は200―220トンで、中国軍の99式主力戦車の輸送が可能であると見られている。航続距離は4000キロに達し、中国全土を優にカバーでき、上海からであれば、米国のグアム島まで飛行することが可能だ。
某華字サイトは、「輸送機Y-20が100機あれば、中国はアジア太平洋地域で最も強い戦力投射力を持つことができるが、米国の戦略空輸能力と肩を並べるためには、中国はあと300機製造する必要がある」との見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月6日