中国外交部の王毅外相は、「中国―ASEAN関係の発展の最も重要な基礎は、共に地域の平和と安定を維持したことだ。最も重要な共通認識は、協力により共同の発展を促すことだ。最も重要な経験は、アジアの方式とASEANの方式を貫き、友好的な協議と平等な対話により不一致を緩和したことだ」と指摘した。
中国―ASEANの協力関係の基本的特徴は、全方位・ハイレベル・広範な分野・多数のルートとなっている。同関係はすでに中国の周辺外交の模範になっている。この努力により得られた局面には、中国とASEAN諸国の人々の共通認識と智慧が凝縮されている。
当然ながら、中国―ASEAN関係の発展は、多くの障害に直面しており、安定・発展にとって不利な要素が存在している。そのため「アジアの方式」を貫き、より高い位置に立ち遠くを見据え、相手を思いやり現在の状況を大切にすることで、これらのマイナス要素が双方の協力の大局に影響することを回避するべきだ。
中国とASEANは協力の基礎、協力の潜在力、協力の願いを持つ、自然な協力パートナーであることが事実により証明されている。協力・利益・運命の共同体を創ることが、双方の重要な共通認識と努力の目標になっている。今後10年に渡り、双方は中国―ASEAN自由貿易区のアップグレード版を共同構築し、手を携えて「ダイヤモンドの十年」を創出し、東アジア全体の一体化の歩みを進めていく。
中国―ASEAN関係の発展は、戦略的協力の大方針を確保しなければならない。中国―ASEANは「アジアの方式」により、さらなる繁栄とより幅広い協力の道を構築する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月9日