重大な立場における一致を再表明
共同声明は、「他国の内政への干渉に反対し、一方的な制裁、他国の憲法制度の変更の支持、他国をある多国籍集団・連合に組み入れるなどの行為を放棄する。国連の国際協力(あらゆる形式の国際テロの撲滅など)推進の中心的な力を強化する」と明記した。
中国社会科学院ロシア・東欧・中央アジア研究所の専門家の李中海氏は、「2010年末に西アジア・北アフリカで動乱が生じてから、地域内の衝突が各地で多発しており、伝統的・非伝統的な安全問題が日増しに深刻化している。現在は、朝鮮の核問題、イランの核問題、アフガニスタン情勢、中東問題、ウクライナ問題、シリア問題が国際社会の神経を尖らせており、一部の域外の大国はその中で消極的な役を演じている。中ロ両国は、世界の正常な秩序を維持するため、平衡器・安定器の役割を果たす必要がある」と語った。
楊氏は、「中ロ両国は、世界安全問題を解決する道を模索し、地域の特徴に則し、所在国の独立と主権の尊重を強調した上で、対立を客観的かつ公正に解決する」と述べた。