王毅氏の中米関係に関する新華社インタビュー全文

王毅氏の中米関係に関する新華社インタビュー全文。

タグ:中米関係

発信時間:2020-08-08 11:12:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 記者:一時期から米国の一部の人は米中関係について長期的に不公平で、対等でなく、米国は中国との交流の中で「損する」側で、米国は中国の再建を支援したと言っている。これは事実と合っていると思うか。


 王:中米協力はこれまでずっと、一方がもう一方に恩恵をもたらすというものではないし、また一方がもう一方から奪うというものでもない。中米双方は協力の中から極めて大きな収益を得ており、一方が損をし、一方が得をするといった問題は存在しない。


 長年にわたり中米両国は優位性による相互補完と互恵協力を通じ、相互融合の利益共同体を築いてきた。中国の急速な発展は米国を含む世界各国の開放・協力によって得たものであり、同様に中国の不断の成長も逆に米国などに持続的成長の原動力と巨大な市場空間をもたらした。統計によると、中米の経済・貿易関係は米国の260万の雇用を支え、中米間の貿易は米国の家庭の生活コストを毎年平均850㌦減らしている。中国で投資・事業を行う米国企業は累計7万社を超え、年間販売額が7000億㌦に達し、うち97%が利益を上げている。中米貿易摩擦と新型コロナウイルス肺炎の影響があっても、大多数の米国企業は依然として中国に引き続き留まることを希望し、逆境の中で対中投資を拡大している。真に一部の人が言うように、中米間の協力が不公平で、対等でないものなら、こうした状況がどうして数十年も続けられたのだろうか。中米関係がどうして今日のように深く、広く発展できたのだろうか。


 無論、グローバル化と自由貿易は発展のボーナスをもたらすと同時に、それぞれの経済構造と利益分配に矛盾と問題ももたらしている。自らの病に、他人に薬を飲ませるのではなく、自らの改革によって調整する必要がある。ひたすら責任を他人に押し付け、さらにはいわゆる「デカップリング」で問題を解決しようとするなら、それは的外れで、ちぐはぐで、最終的に米国の企業と人民を一層害するだけである。


 グローバル化が今日まで発展し、各国の利益が相互に錯綜している。中国が一貫して主張しているように、中米両国の発展は二者択一の関係ではなく、互いに排斥する必要はなく、互いに力を借りて、互いに成果を収めることが完全に可能だ。現在、世界経済は感染症による深刻なダメージを受けており、中米は世界最大の二つの経済体(エコノミー)として、当然、平等互恵を堅持し、デカップリングではなく、協力によって両国関係の発展を図り、この世界のためにしかるべき責任を果たさなければならない。


 記者:このところ米国は中国人留学生に対する嫌がらせや正常な学術交流に対する妨害、中国メディアに対する制限や圧力など中米間の人文〈人と文化〉交流を壊す一連のネガティブな行動を取っている。多くの人がマッカーシズムの亡霊が米国によみがえったとみている。中米が本当に「新冷戦」に陥ると思うか。


 王:現在、中米関係は国交樹立以来、最も厳しい局面に直面し、各分野の交流・協力が重大な妨害を受けている。根本的原因は米国内の一部政治勢力が中国に対する偏見と敵視のため、手にしている権力を利用し、さまざまなうそをでっち上げ、悪意をもって中国のイメージを汚し、さまざまな口実を作り出し、中米間の正常な行き来を妨害しているためだ。こうしたやり方はマッカーシズムの亡霊を呼び覚まし、中米間の連携を壊し、両国の民意の対立をあおり、両国の相互信頼の根幹を損なおうとするもので、中米を再び衝突と対抗に引きずり込み、世界を再び動揺と分裂に押しやるものである。


 中国はそうした陰謀を思い通りにはさせない。われわれはいわゆる「新冷戦」を人為的に作り出すことに断固反対する。それは中米両国人民の根本的利益に完全に反し、世界の発展・進歩の潮流に完全に背離するものだからだ。かつての冷戦が世界人民にもたらした傷と苦痛を決して繰り返してはならない。共に平和を図り、共に発展を促すことこそ、世界各国の普遍的願いである。21世紀の今日、いわゆる「新冷戦」を引き起こそうとするなら、それは歴史前進の対立面に立つことであり、国際協力の最大の破壊者となることで、必ず歴史の恥辱の柱に打ちつけられるだろう。


 今日の中国はかつてのソ連では決してないし、さらにわれわれには第二の米国になる考えもない。中国はこれまでずっとイデオロギーを輸出したことはなく、他国の内政に干渉したこともない。世界最大の発展途上国であり、国連安全保障理事会常任理事国である中国は引き続き断固として揺るぎなく平和的発展の道を歩み、断固として揺るぎなく互恵ウィンウィンの開放戦略を進め、いつまでも世界平和の推進者、世界発展の貢献者、国際秩序の擁護者であり続ける。

<  1  2  3  4  5  6  >  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで