王毅氏の中米関係に関する新華社インタビュー全文

王毅氏の中米関係に関する新華社インタビュー全文。

タグ:中米関係

発信時間:2020-08-08 11:12:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 記者:米国は華為を全方位で封じ込め抑え付けるとともに、他の国と連合して「クリーン諸国同盟」を造ると公言している。多くの人は、米国の動きは実際には内心の焦りと恐れの反映としている。これをどのように見ているか。


 王:米国はいかなる確実な証拠もなく、全世界で手段を選ばず中国の一民営企業を封じ込め、抑え付け、教科書どおりのいじめを展開している。米国の目的が自身の科学技術独占を守り、他の国の正当な権利を奪うことにあるのは、誰の目にも明らかだ。こうしたあからさまな覇道行為は、国際貿易の公平なルールを壊すだけでなく、グローバル市場の自由な環境をも損なっている。再度強調したい。華為を含め、現在米国の一方的制裁を受けている多くの中国企業は無実であり、彼らの技術と製品も安全で、いかなる国に害を与えたこともない。逆にプリズムゲート、エシュロンのようなスキャンダルの背後には必ず米国の影があり、全世界と他の国を盗聴、監視する米国の悪行は誰もが知るところだ。米国には「クリーン諸国同盟」などを造る資格などない。自分がとうに泥まみれであるからだ。


 情報化に代表される新たな科学技術革命が加速しつつある。中国は引き続き世界各国と共に、公平、公正で、開かれた、非差別的なビジネス環境を守り、国際的科学技術交流と協力を促進し、安全、確実で、良質な情報技術が世界の景気回復と各国人民のよりよい生活に新たな原動力を与えるようにするため力を尽くしていく。米国にも狭量で利己的な考えを改め、開放と協力の正道に立ち返るよう希望する。


 記者:米国の政治屋は最近頻繁に中国共産党を攻撃し、中国共産党と中国人民の関係に水をさそうと躍起になっている。中米国交樹立から41年たった今日、米側がこのようにするのは、どんな動機からだと考えるか。


 王:米国内にはいつも、中国共産党の指導を否定し中国の特色ある社会主義の道を否定しようと企てる勢力がある。彼らの目的ははっきりしており、中国を封じ込め、混乱させることだ。


 来年は中国共産党創立100周年にあたる。100年を振り返ると、中国人民が植民地支配され、隷属させられる運命から完全に脱けだし、真に民族解放と独立を実現できたのは中国共産党があったからだ。われわれが中国の特色ある社会主義の道をみつけ、一に〈経済が〉貧しく二に〈文化が〉空白だった中国を世界第二の経済体〈エコノミー〉に建設できたのは、まさに中国共産党が引っ張ったからだ。またわれわれが中国の国民1人当たり国内総生産(GDP)を四十数年前の200㌦足らずから今日の1万㌦余りに伸ばし、8億人余りを貧困から完全に脱却させられたのは、中国共産党が引っ張ったからだ。中国共産党が中国人民を指導して進めた偉大な奮闘の輝かしい歴史は、人類の近代化史のプロセスにおける最も壮麗な一章である。


 実践は真理検証の唯一の基準で、人民は歴史の採点者だ。中国の制度がよいかどうか、中国人民に最も発言権がある。ハーバード・ケネディスクールは中国で13年間調査研究を続けているが、その結果によると、党指導下の中国政府に対する中国人民の満足度は93%にも達している。近年、少なからぬ国際機関の世論調査でも、中国民衆の政府に対する信頼度が9割を超えている。中国共産党と中国人民は魚と水のように打ち解け、大地と種のような共生関係にあり、血と肉のような中国共産党と中国人民を切り裂き離間を謀ろうとするのは、14億の中国人民を敵に回すことにほかならない。


 われわれは中国の特色ある社会主義制度に強い自信を持っている。同時に世界各国人民が自主的に選択した道を尊重しており、いかなる国と制度の競争をするつもりもなく、いかなる国とイデオロギーの対決をするつもりもない。われわれはまた、米側が中国の社会制度を尊重し、中国人民の選択を尊重し、必ず失敗する干渉主義を放棄するよう希望している。まさに習近平主席が指摘している通り、われわれには挑戦に対応する強固な決意と確固たる意思、しっかりした国力があり、さまざまなリスク・試練に打ち勝つ十分な気力と能力、知恵があり、いかなる国・いかなる者も偉大な復興を実現する中華民族の歴史の歩みを阻むことはできない。

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