GanSu
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省長:宋照粛
省都:蘭州
政府所在池:
蘭州市中央広場1号
電話:8465941
ドメイン:
www.Gansu.gov.cn

地理的位置:

     中国西部の内陸部、黄河の上流地帯にあり、東は陜西省、北東は寧夏回族自治区、西は青海省と新疆ウイグル自治区、北は内蒙古自治区に隣接し、またモンゴル共和国と国境をはさんで隣接する。標高は1000〜3000b。

一、地理的位置と自然資源
 
 
土地:

     総面積45万平方`。耕地面積は353万fで、一人当たりは平均2.17ムー(1ムーは15分の1f)。草原と森林がそれぞれ1664万fと426万fである。木材保有量は2億立方b。そのほかに耕作可能の荒地、造林可能の荒地と放牧可能の傾斜地がそれぞれ100万f、666万fと467万fもある。
鉱産物:
     これまでに各種の採鉱地が約3000カ所発見されており、そのうち役に立つ鉱産物は145種、一定の埋蔵量が確認されているのは94種で、全国で1位を占めているのはニッケル、コバルト、プラチナ、セレン、鋳型用粘土、内装用石材など11種がある。特に開発優位のあるのはニッケル、亜鉛、コバルト、プラチナ、イリジウム、銅、アンチモン、重晶石、マグネサイなど15種である。
エネルギー:
     水資源は主に黄河、長江と内陸河川など三つの流域で、九つの水系に分布している。1年の流水総量は614億立方b、水力総貯蔵量は想定1724万`ワットで、全国で9位。水力発電所はすでに29カ所つくられ、そのうち黄河上流の劉家峡、塩鍋峡、八磐峡水力発電所と白竜江にある碧口水力発電所は設備総容量が212.5万`ワットである。全省の設備総容量はすでに300万`ワットを超え、年間発電量は235億6500万`ワット時である。確認されている石炭と石油の埋蔵量はそれぞれ89億2000万トンと6〜7億トン。また、風・太陽光エネルギーの開発にも大きな潜在的可能性がある。
動植物:
     野生動物が659種、鳥類が441種。そのうちジャイアント・パンダ、金絲ザル、カモシカ、雪ヒョウ、シカ、小ジカ、ジャコウジカ、フタコブラクダなど32種は国の一級保護指定を受けた希少動物である。野生植物は4000種余りで、うち薬材が951種、全国で2位にある。現在、主にトウキ、ダイオウ、ニンジン、カンゾウ、バイモ、大麻、トチュウ、マンネンタケ、トウチュウカソウなど450種が採取されている。
環境状況と環境問題(空気と水の質および対策を含む):
     甘粛省は生態環境が悪く、水資源が非常に不足し、植物の分布が少なく、水土の流失が深刻である。毎年黄河に流れ込んでいる泥と砂は5億dを超え、年間黄河流域に流れる砂量の3分の1を占める。有機質の物質が年に平均50`ほど流失し、そのうち窒素は3.5`、リンは2`である。
      ここ数年来、甘粛省では生物工学技術を結びつけて、水土流失の総合対策を広範囲に展開している。積極的に黄土高原の状況を改善し、耕地に再び草木を植え、生態環境の保護と建設を強め、各種農産物の構成と食糧、経済作物の発展比率および地域経済の分布状態を主とする農業構造の調整を速める。


 
二、人口
 


総人口:

     2519万
人口の伸び率:
    10.04%。
民族の分布と人口の比率:
     漢民族の人口は2051万5000人で、全省総人口の91.7%を占め、少数民族は185万6000人で、8.3%を占める。代代同省に住み、人口が千人以上に達する少数民族としてはチベット族、トンミャン族、トウ族、満州族、ユイクー族、ポォアン族、蒙古族、サラ族、カザフ族などがある。
教育レベル:
     
学齢児童の入学率は98.2%に達している。1998年末現在、9年義務教育と小学校低学年教育を受けた人口のカバー率はそれぞれ47.5%と91.06%になる。15歳および15歳以上の非識字者・半非識字者は15歳および15歳以上の人口の28.65%を占める。大学の在校生数は54014人、卒業生は合計13251人、中等専門学校の在校生は68654人、卒業生は20790人。

 

 
三、経済
 
国内総生産:
     
869億7500万元(1998)
国内総生産の伸び率:
     
10.82%
1人当たりの平均GDP:
     
1998年1人当たりの国内総生産は3456元で、全国の54%に相当する。
第一次産業:
     
202億2100万元
第二次産業:
     
382億元
第三次産業:

       285億5400万元
貧困人口:

貧困家庭扶助計画:

     
中国共産党第14回代表大会以降、貧困地域に投入された資金は35億元にも達し。100万人以上が貧困から脱出している。
財政収入:
     
540253万元(1998)
工業生産高とその増加率:
     1081億3900万元(1998)
農業生産高とその増加率:
     
335億79万元(1998)
対外貿易:
     
全省には対外開放された市や県(区)が71あり、中には日本、アメリカ、シンガポール、トルクメニスタン、オーストラリア、カサフスタン、ハンガリー、ロシアなどの国と友好都市関係を結んでいるものが13組もある。紡績、化学工業、金属鉱産、非鉄金属など4種類の製品を主要な輸出製品とする貿易システムが形成されている。1998年の輸出入商品総額は55631万jで、そのうち輸出総額は38490万j、輸入総額は17141万jである。
外資利用状況:
     
甘粛省は世界銀行、国連食糧農業機関、世界食糧計画、EUと業務関係を保っている。これらの組織、機構から受け入れた融資や援助を利用して、水利施設、小流域の総合治水、医療、教育などのプロジェクトを完成している。1998年における外資企業の輸出入商品総額は6260万jに達し、うち輸出総額は3514万j、輸入総額は2746万jである。
基盤産業:
     非鉄金属、電力、石油化学工業、石油機械製造、建築材料。


 
四、電信
 


電話の使用率:
     
省内の60の市、県が長距離電話ネットワークに組み込まれている。市内自動電話が28万回線、市内固定電話が27.4万回線もある。蘭州市から世界の百以上の国と地域への直通電話が開通している。各地(行政区域)、州、市などにポケットベル、携帯電話も開通し、電信による年間総収入は5億元に達する。
現存の電信、電話システム:
      全省の地、州、市ではコンピュータープロセス制御交換機が使用され、県、市の電話が自動化し、電信の相互伝送がデジタル化されている。蘭州市は全国自動電話ネットワークに入っているあらゆる都市および180ほどの国と地域との間に直通電話が開通している。
放送局、テレビ局:
     放送局28社、テレビ局28社。
交通
     
鉄道:省都蘭州が全国の交通のかなめのひとつである。蘭新線(蘭州―新疆のウルムチ)、包蘭線(包頭―蘭州)、隴海線(連雲港―蘭州)、蘭青線(蘭州―青海)の四つの鉄道幹線がここで合流している。隴海線の宝蘭区間(宝鶏―蘭州)、蘭武区間(蘭州―武漢)がすでに電化している。先程宝中線(宝鶏―中衛)も全線開通した。蘭新線の複線化は1995年5月に全面的に完成した。平慶鉄道も工事中。1997年の年末までの全省の鉄道の営業距離数は1982`、貨物運送量は420億d、旅客輸送量が50億人`に達した。ユーラシア・ランドブリッジが貫通してから、甘粛を始め中国の広い内陸地帯が国際ルートになった。
自動車道路:甘粛省は72本の国道、省道を骨組みにし、県や郷の自動車道路を繋いでいる。営業距離数は3.5万`に達した。天水から北道、蘭州および中川空港までの高速道路が開通した。自動車道路の貨物運送量は85億d、旅客輸送量は約5億人`に達した。
       水路:
     
航空:蘭州発で、北京、上海、広州、ウルムチなどの大都市と省内の敦煌、酒泉、天水、慶陽への20余りの便が開通している。営業距離数は35700`に達した。蘭州空港が正式にオープンした後、蘭州発香港着の便も開通した。貨物輸送量は430d`、旅客輸送量は4222万人`に達した。

 
五、外資利用の分野とプロジェクト
  水利施設、電力、エネルギー資源、交通:
     白竜江の麒麟寺水力発電所、馬そう山の駝馬灘炭田の開発プロジェクト、天水のコークス工場のガス回収、とう河九甸峡の水利センタープロジェクト、蘭州の黄河柴家峡の水力発電所、甘粛敦煌民間航空用空港の改造、拡充プロジェクトなど。
非鉄金属の冶金、鉱物、建築材料:

     5000d銅電解生産ライン、敦煌市のバナジウム鉱採掘場、甘粛省隴南洛坎の鉛、亜鉛鉱、阿克塞県のアスベスト・シリーズ製品加工場など。
電子機械、紡績軽工業:
     
ガバナビリティ電気機械の生産能力の拡大、国産乗用車と輸入車の伝動軸と部品の生産ライン、年間10万台の5HP 型コンプレッサー、消防設備、コンクリート、クレーン、汚水処理設備の開発と生産。
医薬、食品、農業副産物:
     金昌市の年間2000dのグリセリン・プロジェクトの拡充、酒泉市のストロンチウム高含有量天然ミネラル・ウォーターの開発、冬虫夏草の人工栽培、保健飲料の開発。
都市のインフラ建設と観光地:
     涼州ビル、酒泉甘草基地、蘭州児童病院、甘粛物資取引ビル。
 
六、外資誘致に関する優遇措置
 

 

 
甘粛省人民政府1996年60号文書によると、外資系企業は以下の優遇政策を享受することができる
 

(一) 徴税優遇政策
   経営期間が10年を超える生産企業について、利益を得始める年度から2年以内は所得税が免除されることとなっている。3年目から5年目まで企業所得税を50%に減らして徴収する。
   農業、林業、牧畜業に投資する外資系企業と蘭州市区以外の地区に設ける外資系企業については、現行の徴税優遇政策執行期間の終了後の10年間は、許可を取れば引き続き所得税を15%〜30%減らして徴収することができる。
   輸出品のある企業について、現行の徴税優遇政策執行期間の終了後、その年の輸出品の売り上げがその年の総売り上げの70%を超える場合は、所得税を現行税率の50%に減らして徴収する。ハイテク企業は現行の徴税優遇政策執行期間の終了後の三年間、同じ優遇政策を享受することができる。 
   寧臥荘経済技術開発区に設立された外資系企業について、国にハイテク合弁会社と認められ、しかも経営期間が10年以上である場合は、自ら申請し、税務機関の許可を取れば、利益を得始める年度から1年目と2年目に所得税が免除されることとなっている。3年目から、納税に困難がある企業について、適度に税金を減額して徴収することができる。
   外国投資者は企業で得た利益を中国国内で再投資し、しかも経営期間が5年以上である場合は、すでに納めた再投資資金の所得税額の40%を払い戻してもらうこと
ができる。  
   輸出品を生産する企業とハイテク企業に再投資し、経営期間が五年以上である場合、すでに納めた再投資資金の所得税額を全部払い戻してもらうことができる。     
   外国投資者が外資系企業で得た利益を自由に、しかも所得税なしで為替で外国に送金することができる。
   蘭州市区と開発区に設立された生産的外資企業と甘粛省の奨励する産業である外資系企業は所得税を24%に減らして徴収する。或いは、地方の財務局が所得税の24%を超えた部分を企業に払い戻す。技術集約型の企業、資産が1000万j以上の生産的外資企業と交通エネルギー企業は所得税を15%に減らして徴収する。或いは、地方の財務局が所得税の15%を超えた部分を企業に払い戻す。
   投資額が50万j以上、経営期間が10年以上の企業と甘粛省の奨励する産業に入る企業、蘭州市街区と開発区に設立されたレストランは地方所得税を3%に減らして徴収する。或いは、地方の財務局が超えた部分を企業に払い戻す。
   外資系企業の車(運送業を除く)のナンバー・プレート使用税はまず徴収してそれから払い戻すことになっている。
   家畜の屠殺税は免除する。
 
(二) 土地使用権の優遇政策
1、 大面積の荒れ山、荒れ地を開発し、工業を主とする新開発区を建設する場合、土地の譲渡金を15%減して徴収する。
2、 大面積の荒れ山、荒地と湖沼を開発し、農業、林業、畜牧業、漁業を発展させるプロジェクトは土地の譲渡金を50%に減して徴収する。
3、 合弁の改造プロジェクトを設立する場合、中国側は土地を換算することによってそれを出資の条件としているものは、土地譲渡金を15%減して徴収する。
4、 甘粛省では特に奨励されている産業や開発区に生産的外資系企業を設立する場合、土地譲渡金を20%減らすか、省政府の批准によって土地を割り当ててもらえる。
5、 農業に不適な荒れ山、荒れ果てた河原を利用して外資系企業を設立する場合、土地譲渡金を免除する。
6、 譲渡方式によって土地の使用権を取得した外資系企業や、甘粛省で特に奨励されている産業および開発区に設けられた外資企業に対しては、土地使用費を免除する。
7、 基本建設期間(2年内)にある外資系企業には、土地使用費を免除する。経営期間10年以上の企業に対して、投資額50万〜100万jのものは五年間、100万〜300万jのものは7年間、300万〜500万jのものは10年間、500万j以上のものは15年間の土地使用費がそれぞれ免除される。
(三) その他の優遇と奨励措置
 外資系企業は輸出によって1jの外貨を獲得することに、地方政府と同級クラスの財政部門から0.05元の内陸輸送補助金が与えられる。
 国の産業政策の規定では、国に奨励される業種の外資系企業に対し、投資額の達成比率によって、1年間の電力費を同比率減らす。外資系企業は許可を得れば、固定資産減価償却を早めに行うことができる。
 わが省では1回の投資が10万j以上の香港、澳門、台湾の同胞、華僑は、省内の親戚・友人を一世帯、農村の戸籍から都市の戸籍に変えることができる。
 わが省への外商投資を取り次ぐ仲介組織や個人には、奨励が与えられる。
 外国籍従業員とその家族は、省内での業務出張さいの食費、宿泊費や医療費については、国内従業員と同じ待遇を享受する。
 外資系企業は、企業の経営・管理方式、従業員の招聘・解雇、および製品定価などの面において、自主権を享有する。