米国海軍特殊部隊は軍用犬と共に、落下傘で降下(資料写真)
香港の「亜州週刊」最新報道によると、米国のオバマ大統領はビンラディン殺害作戦に参加した米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)隊員らに勲章を授与した。「カイロ」と呼ばれる軍用犬も同様に授与されたという。
米軍の現役軍用犬は約2700匹、軍隊のメンバーとして軍人と同様な待遇を受けている。戦功をあげれば表彰メダルが与えられ、戦死すればやはり同様に勲章が贈られる。軍用犬にも階級、給料などがあり、手柄を取れば賞があり、ミスがすれば罰が与える。
米国のオバマ大統領は5月6日、ある空軍基地で、ビンラディンの殺害任務を完遂した米国海軍特殊部隊第6部隊の隊員たちに接見した。米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)は神秘的で最強な特殊部隊の一つと世界でいわれており、さまざまな特殊な戦争に参加してきた。
オバマ氏は米国の国民を代表して、海軍特殊部隊第6部隊の全員に感謝の意を表し、隊員全員に軍人として最高栄誉の勲章を授与した。1頭の犬も含まれていた。
この軍用犬は爆発物やドアの後ろに隠れている狙撃手を偵察、また秘密の隠れ場所を発見する。当時、イラクのサダムフセインは地下の洞穴のわらぶき小屋で発見された。
米国は1942年、正式に軍用犬を軍隊に編制、「K-9軍用犬」チームとして成立、かつて戦うだけだった犬は現代化された軍用犬に昇格した。正式の名称は「軍事就業犬」だ。
米軍はますます軍用犬に頼るようになっている。「9・11」テロ事件の前、現役の軍用犬は1800匹だったが、現在は約2700匹。アフガニスタン戦争で、道でテロリストが自家製造した爆弾で米軍に多くの死傷者が出たことが大きなきっかけとなり、大量に軍用犬を起用し始めた。軍用犬の爆発物探査の確度は8割に達する。オバマ大統領は昨年11月、アジアを訪問した側、30頭のエリート軍用犬を同行した。
軍用犬は人間にない能力を持ち、人命の損失を減らせるため、海軍指揮官のJames Amos将軍は今年2月、すべてのパトロール隊に1頭の軍用犬を配備すると発表した。軍用犬の地位はますます重みを増し、米軍の軍用犬育成のための投資は増えることはあっても減ることはないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月23日